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2024年11月23日

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七夕!

2010年07月08日

 おはこんばんちは、キセノンPでございます。 

 昨日は生放送でご覧になりました皆様、有難う御座います。生放送出演というものは、TVラジオネット中継、後にも先にもこれが初めてのことでございまして、非常に緊張しておりました。あれも慣れればなんてことはなくなるんでしょうか?「あー、また生放送だよ、だりぃな」と言えるようになるのでしょうか?自分としては不思議な感覚でございます。そんな緊張でかちがちな私でしたが、恐らく結構饒舌に喋っていたように見えたのではないかと思います。あれは一重に、司会のBeDai様のトークの賜物でございます。BeDai様に色々引き出して貰えたことで、あんなふうな喋りになったのではないかと思っております。感謝感激です。

 さて、トーク中で喋ろうとしつつ、大幅に端折ってしまったこと、つまり当初は言おうとしていたけれど諸々の事情で喋らなかった、楽曲「はやぶさ」誕生の経緯を、細かく説明したいなと思います(これをトークで喋ると、予定時間フルに使っても足りなかったかも知れません:(笑))。以前このブログでも語ったことがある内容と重複するかも知れませんが、ご了承ください。
 まず、時は2003年5月、「はやぶさ」打ち上げの時まで遡ります。私の「はやぶさ」との縁はこの時既に始まっておりまして、丁度その1か月前に、私はJAXA相模原キャンパスのある淵野辺にある大学に入学しました(しかもその大学のキャンパスが淵野辺にできたのも丁度同じ年だったりします)。その時にも宇宙に興味あった私でしたが、この時は「小惑星探査」というものを(誤解による過小評価のため)魅力と感じてはおらず、また始まったばかりの大学生活に追われ、なんだかよく分からないままに、「あー、小惑星探査機なんだー、ふーん」くらいにしか思っていませんでした(生放送中に言った「実は最初は興味なかった」の部分です)。
 次に私が「はやぶさ」の情報に触れたのは2005年、淵野辺から都心にキャンパスを移動してからでした。イトカワ到着、探査開始の頃ですね。この時もまだ、「ああ、凄いことをやったんだな」とは思いましたが、興味の範疇の外側でした。というのも、大学3年の忙しい時期と重なって、他のことに構っていられなかったというのがあったからかも知れません。音楽活動を本格的に開始したのもこのころでした。そして、自身の事で手いっぱいな状況が続いたことで、一度私の中から「はやぶさ」は消えます。
 次に「はやぶさ」と私が交差したのは、2007年のことでした。既に私は音楽活動を開始しつつも、当時は他の仕事と並行していた頃でしたが、「はやぶさ地球へ」という見出しと共に、私は彼に再会しました。その時私は、彼が任務中に行方不明になったことや、数々の、後に「こんなこともあろうかと」と語られるような出来事については一切知りませんでしたが、彼が地球に戻ってくるということがとても神秘的な事に思えました。しかし、彼との再会はこの瞬間だけで、結局その後私の中で彼は再び行方不明になってしまいました。
 4度目の再会は2009年11月でした。エンジンが止まってしまったあのときです。あの時最初に思ったことは、「はやぶさ、無事だったのか!」でした。無事ではなかったのですが。このままでは推力不足で地球には帰れないという状況が伝わり、私はあの時、それまでになく「はやぶさ」に愛着を感じ、彼の為に祈りました。恐らく同じように祈った人は多かったのではないでしょうか。その祈りが通じたかのように、そして技術者達にとっては「こんなこともあろうかと」仕込んでおいた裏技によって、彼は復活を果たしました。この時、本来自分とは何の関係もなかったはずの探査機に対して物凄く大きな愛着を覚えたと同時に、まるで自分のことであるかの如く喜びました。私事ですが、2009年10月、私は燃え尽き症候群状態で、かなり感情的には淡白な状態にありました。また、当時はこの名はありませんでしたが、キセノンPとしての活動が既に始まっており、自分にとっては色々なものに追われている状況でした。そんな中のこのグッドニュースは、私の心にとてつもない潤いを齎しました。そして、まるで恋でもするかのように、彼に夢中になったのです。
 そこから先は、「はやぶさ」は私の心を掴んで離しませんでした。その時には、名曲「翼をください」をモチーフに、「はやぶさ」のテーマソングであり、私からのラヴソングを書こうと思っていました。サビのコード進行が「翼をください」と同じなのはこのためです(ハッフェルベルのカノンの進行にも非常に良く似ていますね。他にも「Eagle Fly Free」とか「Nova Era」とか「Forever Is Today」とか)。それからは徐々にあふれ出るリビドーとパッションを抑えつつ垂れ流しつつ、少しずつ少しずつ形を作っていって、最終的にあの7分を超える展開が出来上がったのが、2010年の2月でした。そして、節目に当たる、第2次軌道変換の終了=地球への帰還が殆ど確実になったという報道のあった3月27日に合わせて公開しました(1日遅れてしまいましたが)。そして今に至ります。

 そもそもは「はやぶさ」をテーマにしていますが、あくまで自分の中だけで完結していた曲で、決して「はやぶさ」のテーマソング(=主題歌とか劇中歌のような意味合い)として作ったわけではありませんでした。自分にとって、「はやぶさ」へのラヴソングであって、自分だけが満足していれば良いやとさえ思っていました。が、まさかここまで伸び、ここまで認知されるとは、当時は夢にも思いませんでしたし、今もまだ騙されているのではないかとさえ思うほどです。私のはやぶさへの愛が、皆様の持つ愛と共鳴してこうなったのかなと勝手に解釈しています。生放送中に実験してみたコール&レスポンスも、あれほど上手くいくとは思いませんでして、あまりの嬉しさに生放送だということを忘れてガッツポーズしてしまいました(笑)。あれは、「はやぶさ」への愛が産み出した、皆様による芸術だと思います。本当に、どれだけお礼を言っても足りないくらいです。有難う御座います。

 バラードバージョンは、コメントの中で「当日は是非バラードで」というリクエストがあったのを見て、「それは面白い、良いアイデアだ」と思って制作しました。一見13日にギリギリ間に合ったかのようですが、実はその3日前には完成していました。というのも、その日までに完成していないとCDに収録できなかったからです(笑)。長く過酷な旅の最中はオリジナル版の方が合っていたと思いますが、旅を終えた今はバラード版の方が合っている気がします。

 だいたい以上です。イベントの感想を織り交ぜつつ、語ってみました。いかがでしたでしょうか。


 ではでは、最後に皆様にお知らせしようと思います。明日9日より、JOYSOUND様にて「はやぶさ」(オリジナル版)のリクエスト投票が始まります。月間で200位以内に入れば晴れて収録と相成ります。皆様宜しくお願い致します。なお、私も入ったら歌います(笑)。

 以上、キセノンPでした。
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生放送みましたー

2010年07月10日(土) 00:24

生放送お疲れさまでしたー。

実際に生で見る事は出来なかったのですが、
タイムシフトでも、実験の様子が見れて「はやぶさ」の曲が皆に愛されていると感じましたー。

また、報告が遅れましたが、「初音ミク-ProjectDIVA- ドリーミーシアター」で、
バラードバージョンの曲をお借りして、再度投稿させて頂きました事をご報告させて頂きます。

⇒ http://www.nicovideo.jp/watch/sm11298528

よかったら、一度見て下さい_(._.)_

がど () 編集

突然アイディアの衛星RPG製作中

2010年07月10日(土) 00:51

生放送お疲れ様でした。


>決して「はやぶさ」のテーマソング(=主題歌とか劇中歌のような意味合い)として作ったわけではありませんでした。自分にとって、「はやぶさ」へのラヴソングであって、自分だけが満足していれば良いやとさえ思っていました。

僕がすでに「僕のはやぶさノベルのアニメ版テーマソング」に脳内再生済みましたねw

みちびきの打ち上げも応援するよろしくお願いします!

WildDagger (URL編集

キセノンPさんもそんな出会いを

2010年07月10日(土) 00:57


キセノンPさんも、はやぶさとはそのような出会い方をされたのですか^^

自分も、2010年4月ごろの、もの凄く病んでる時期に、その頃の習慣となっていた「休日には12時間ネットを徘徊する」という行為の最中に楽曲「はやぶさ」と出会い、探査機はやぶさを知り、はやぶさの生き様に大変な勇気をもらい、前向きに生きられるようになりました^^
・・・・他の人の日記で私事を書いてしまってすいませんm(_ _)m
はやぶさとキセノンPさんと初音ミク、この御三方には大変感謝しております(ΩAΩ;)

JOYSOUNDにて投票してきました^^
入選祈っております!

CD拝聴しました^^
つまらないものなんてとんでもありません!
ミクオリジナル曲では深い意味を持つ歌詞に考えさせられました^^
インストも凄くよかったです!「Is She U.N.Owen?」に、個人的には1番はまってます!
「2人で歌ってみた」とても良かったです^^
サビのところで、鳥肌が・・・((・∀・;))

これからの活動、期待しています!!

・・・だらだらと長文、失礼致しましたm(_ _)m

ritchie-li () 編集

無題

2010年07月10日(土) 08:52

自分と、はやぶさの出会いは
一部では有名な、しきしまふげんさんからでしした。
ネットを始めた頃に知りあいとなり彼の作る人工衛星擬人化本にて、はやぶさを知りました。そんなところにキセノンPさんの歌を聴いて一気にブレイク

ジョイサウンド応援します。

しきしまさんのサイト
http://teardrop.weblogs.jp/10/

にーしゃん (URL編集

変身!

2010年07月16日(金) 13:38

…じゃなかった、返信。

>がど様
 毎度どうも有難う御座います。生放送、楽しんで頂けたようで何よりです。まさかあの曲もあんなに愛されるようになろうとは…!
 ドリーミーシアター分も拝見させて頂きました。…めっちゃ鮮明だわー!!凄い凄いと一人はしゃいでしまいました(笑)。作ってくださって有難う御座います。超お気に入りです!


>WildDagger様
 毎度どうもです~。ノベルとな…!?なんだかよく分からないうちに、どんどんあの曲が浸透していっているようで、恐縮でございます。
 RPGという気になる単語が見えましたが、これは期待しても良いのでしょうか!?そして、みちびきさんももちろん絶賛応援中でございます。


>ritchie-li様
 毎度どうもです~。なんてこった、まさか「はやぶさ」がそんなにもお役に立ちましたか!これぞまさに、音楽が本来持っている役割であり、力ですね。いやはや、作者も知らないうちに、凄い奴になってしまったのですね、あの曲は(笑)。
 投票有難う御座います。皆様のおかげで、とんでもない票数を獲得しております。このまま配信まで一直線だと良いですね(他人事(笑))。

 CDも有難う御座います。キセノンPもキセノンPではないSHOさんもお楽しみ頂けると幸いです。


>にーしゃん様
 しきしまさんですか!現代萌衛星図鑑ですね!!アレは良いものです。私もあれに惹かれていたのですが、なかなか機会がなくて手に入れられませんでしたが、生放送直後に購入させて頂きました。思った以上に内容がガチで、非常に読み応えがありました。

キセノンP () 編集

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