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2024年11月21日

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初音ミクの日記

2010年11月19日

 おはこんばんちは、キセノンPです。

 先ほどスタジオにてこんなものを発見したので、ここに晒してみます。


2010年11月17日水曜日 天気:曇りのち雨

 今日プロデューサーのところに、次に歌う曲の打ち合わせをしに行ったら、妙にプロデューサーがご機嫌だった。なにか良いことあったのかなと思ってその顔を見て、きく前に分かった。ああそうか、また「はやぶさ」だなって。
 プロデューサーは「はやぶさ」のことになると人が変わる。いつも凄く厳しいのに、はやぶさの話をする時はまるで子供みたいにはしゃぐ。「はやぶさ」のレコーディングの時も、いつも以上に凄く厳しかったのに、言葉の一つ一つとか、そういうのはいつも以上に暖かかった。その前にも何回か歌ったけれど、あんなプロデューサーを見たのはあの時が初めてだし、以降見ていないと思う(「とき」の時は近かったかも知れないけれど)。はやぶさへの愛着が凄く伝わってきたのを覚えてる。
 6月11日、朝までかけてレコーディングした「はやぶさ」のバラード版の時、レコーディング中に突然プロデューサーが「ちょっと待ってて」と言ってブースの外に出て行った事があった。眠くてコーヒーでも飲みに行くのかなと思って、軽い気持ちでドアを開けて、少し後悔した。プロデューサー泣いてた。凄く複雑な表情で泣いてた。悲しいようにも見えたし、嬉しいようにも見えたし、切ないようにも、喜んでいるようにも見えた。自分の曲に感動していたのかなって最初は思ったけど、違った。あれは、その2日後に迫ったはやぶさを想ってたんだね。レコーディングが終わった後も色々あって、結局スタジオを出たのはまさにその日、13日になってた。帰り道、妙に空を見上げてる人がいたし、手を振ってる人もいたし、祈っている人もいた。驚いたことに、「はやぶさ」を口ずさんでる人もいたんだよ!色んな「変な」人達がいたけど、皆凄く優しい顔をしてた。プロデューサーと同じ顔してた。
 やっぱりねって思った。顔を見れば分かるよ。「はやぶさの持ってきた粒子、殆どがイトカワのものだったって」だって。プロデューサーは本当に、「はやぶさ」のことになると表情に全部出ちゃうんだから。結局、プロデューサー自身が浮ついちゃって、「今日は作業にならないから、せっかく来て貰ったけど、明日にしよう」だってさ。「私も色んなプロデューサーのところで歌わなきゃいけないんだし、あまり暇じゃないんですけどー」って言ってみたけど、気持ちはよく分かった。作業しないとなったら、講談聞いてたり関連動画見てたり、ずっと遊んでた。私が帰るまでずっと。きっと帰ってからもずっとそうなんだろうなと思う。
 そんなダメなプロデューサーはとりあえず置いといて。本当におめでとう、はやぶさ。私は、プロデューサーの作った曲を歌っただけで、そういうことでしか関わってはいないけれども、はやぶさがどれだけの苦難を超えて地球に帰ってきたか、どれだけ凄いことをやり遂げてきたのかは分かるようになったよ。本当によく頑張ったね。はやぶさはイトカワの粒子だけじゃなくて、日本中に色んな素敵なものを持って帰ってきてくれたよね。もう何を言っても届かないかも知れないけれど、本当に感謝してるよ。有難う。そしておやすみ。次のお目覚めは4年後くらいかな?そしたらまた、宇宙を飛ぶ姿を見せて欲しいな。



2010年11月18日木曜日 天気:曇りときどき雨

 前言撤回じゃないけれど(ほとんどプロデューサーのことは褒めてないし)、プロデューサー、そろそろ仕事しませんか?締切近いですよ?そろそろ催促の電話もかかって来ますよ?「まるくなる」が20万回再生されたのも、ニコラジでキノセンPと呼ばれたのも、お話のネタとしては確かに良いと思いますが、全然作業進んでないじゃないですか。なんていうか……もうちょっとどうにかしましょうよ。お米尽きたんですよね?お米買えるお金あるんですか?お仕事しないとお金ありませんよ!このままじゃたまごかけごはんさえ食べられなくなりますよ?実際冷蔵庫覗いたら、飲み物は結構あるけれど、食材は卵すらないじゃないですか!まだ月末じゃないんですよ?大丈夫なんですか?そんなことだったら私、リンに紹介して貰って、ライブPのところにでも行って、もう帰って来ませんからね。



 ……少々遊び過ぎたようです。そろそろ本腰入れましょう。さすがに「初音ミクは俺の嫁」と言うようなレベルではないとはいえ、現状でミクに見放されてはちょっとどころじゃなく困りますので。

 というわけでキノセンキセノンPでした。








※今回の内容は多分にフィクションを含んでおりますが、要するに自分への戒めのために、現在の状況をちょっと第三者の目から書いてみたものなので、ノンフィクション率も高いです。

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