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2024年11月21日

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Cry

2010年05月27日

 おはこんばんちは、キセノンPです。
 最近暑いか寒いか両極端で過ごし辛い希ガス。

 まずは、一週間も音沙汰なしの状態になってしまい、皆様にはご心配をおかけしたかも知れません。申し訳ありません。
 先週の「睡眠障害」の件ですが、おかげさまでかなり快方に向かっています。完治まではまだかかるかも知れませんが、なんとか一定のリズムを作り、一度に一定の睡眠を取れるようにはなってきました。あとちょっとなので、ここで気を抜かず完治を目指して頑張ります。

 あと、一週間も表に出ない間に、1曲新曲を仕上げていました。


 「Cry」というタイトルを付けました。「泣く」だけでなく、「叫ぶ」「懇願する」という意味もあります。今日本は宮崎県で問題になっている口蹄疫についての曲です。
 私が宮崎で口蹄疫の情報を初めて知ったのは、ゴールデンウィークが始まるかどうかという辺りで、2chのまとめブログがきっかけでした。その時は、「そういや10年前にもあったっけ」程度の認識だったのですが、日に日に拡大していく被害状況と全く動かない政府与党、そして口蹄疫の症状と爆発的な感染力を知るにつれて、鳥肌が立っていきました。なんて恐ろしい疫病が発生したんだ!?と。そんな時、信じられないニュースを目にしました。農水大臣の外遊です。畜産における最高責任者であるはずの大臣が、何の対策も打たないまま海外に行ってしまったのです。信じられませんでした。
 そんな時、うちの代表と、「今回の件についてそれぞれ曲を作る」というプランが持ち上がり、代表が「パストラル」を、そして私がこの「Cry」を作りました。それぞれの視点で、それぞれの表現技法で、今回の問題を描き出しています。
 自分に何かができるなんてこれっぽっちも思っていません。はっきり言って、泣いたり怒ったりできるうちはまだ余裕があるんです。今宮崎の人には、その余裕さえありません。死ぬ余裕さえないんです。毎日が戦争なんです。それも、例えるなら大地震の後でその地域を隔離して手助けしないような、例えるなら大火災の延焼を止めるために周囲の家を全て壊しつくすような、そういう目に遭っての戦場なんです。マスコミも、責任論は一生懸命流しますが、その場で何が起こっていて、人々がどういう気持ちでいるか、そんなことはおかまいなしです。ちょっと触れたとしても必ず責任論に結びつくように編集してから発表します。私だってちゃんと状況を知っているかと言われたらYesとは言い切れませんが、地獄の釜の底のような現状を知らない人が多すぎます。どれだけの惨状かを知って、心が痛まない人がいるでしょうか。
 今回の曲でも、政府の対応への批判はすぐに分かる程度には込めましたが、敢えて個人攻撃や政党・主義主張への攻撃にはならないように気を付けたつもりです。今は責任論など唱えている時ではありません。政治の舞台は一丸となって、敵味方関係なくこの問題に対処すべきではないでしょうか。

 今回の曲は、一部で演劇に例えています。当て字も多いので、一応簡単に解説します。

[読み]
1A
 状況:Condition 死刑宣告:Execution
2A
 舞台:Stage 演劇:Show 現場:舞台上(ぶたいじょう) 非現実:Fiction
E
 我が子:家族(かぞく) ただし、PIAPROで発表した歌詞では「家族」とそのまま表記しています。

[解説]

ある日 悲劇の幕開け
あってはならない状況
その瞬間に運命づけられた
罪なきモノ達への死刑宣告

 4月20日、農水省は口蹄疫の発生を確認。それは実に10年ぶり、日本国内にあるはずのない疫病だった。口蹄疫に感染した家畜の末路は、「殺処分」しかない。


どれほど願えど「偉い」人は
「蜘蛛の糸」さえくれない

 「偉い」をわざわざ「」で囲ったのは、もちろん誰かのことを指しているからですが、個人を指し示すつもりはありません。ここでは『政府や国家中枢の人間』という意味で、複数を指しています。同じように政治に携わっていても、現地で人々のために身を粉にして働いている知事や議員のことは指しません。椅子に座ったまま踏ん反り返って、汗を流さない『偉そうな』議員に対する皮肉でもあります。また、「蜘蛛の糸」とは、ほんのわずかでも希望を持たせてくれる「救い」のことを表現したつもりです。


潰れかけの喉を 振り絞り無念吐き出す

 最初は「無念」ではなく「殺意」と書いていましたが、こう書き直しました。最初に書いた当初は、何もしてくれない政府への怒りの声が大きかったのですが、最近はワクチン接種も決まり、もうそれさえもない、ただただ無念の声という感じになってきたために、表現を変えた次第です。


連れて行かれるのだって苦しい
最期の悲鳴に心裂かれて
いつか訪れることだとしても
せめてその役目を果たさせてやりたかった…

 予想される反論に対し、最初から予防線を張らせて頂きました。乳牛はともかく、肉牛や豚はいつかは食肉として屠殺される運命にあります。したがって、今死んでも後で死んでも結局大差ないという意見を聞きます。似非動物愛護精神にあふれた方々は特にこの手の論を使いたがります。敢えて経済の問題とか、そういうのを抜きにしたとしても、例えば貴方の育てた野菜や果物が刈り取られることなく寿命あるいは病気で朽ち果てたり、誰かに引きちぎられた揚句潰されていたら、どういう気分になりますか?あるいは出荷されたは良いものの、そのままゴミになっていたらどう思いますか?せめて、誰かの口に入ってくれた方がまだ救いがあるのではないですか?植物と動物は違う?どちらも生物なのに?


やわらかい椅子の座り心地
恋しくて立ち上がりさえしない
許されるならこの手の毒薬
あなたに飲ませてやりたい
……けれど

 何の対策もとってくれない政府。本当は何度殺したって収まらないほどに憎いはずです。しかし、彼らの毒薬は、愛し尽くしてきた自分の家族たる動物達に向けられます。彼らは分かっています。人を殺しても何も解決しないが、どれほど生かしてやりたくても、口蹄疫に感染した動物達を殺さないと、明日より多くの動物達を道連れにすると。こんな悲しいことがあって良いのでしょうか。


諦めが人を殺す
死の余裕が人を殺す
苦しむ家族を前に
死ねるものか 死ぬものか

 「諦めが人を殺す」は、漫画「Hellsing」から引用しました。未来への希望を殆ど失った宮崎の人達が、今も死を選ばずに戦い続けているのは、諦めたら今までの努力が水泡に帰すからです。そんな選択肢はないからです。最悪な事態に陥った時、人は死ぬことさえ許されなくなるのです。例えその先に待ち受けるものが地獄のような人生であっても、家族が苦しむのを前にして生きることしかできません。彼らを置いて先に死ぬなど絶対にできません。その辛さ、切なさを、果たしてどれだけの政治家が認識しているでしょうか。もちろん、している人もいます。そういう人達こそが、その分野で実験を握るべきではないでしょうか。


Till it kills them all

 口蹄疫が家畜を殺しつくすその瞬間まで、悲劇は終わりません。戦争も終わりません。ワクチン接種によって、既にいくつかのハッピーエンドの可能性はなくなっています。最低最悪なバッドエンドの可能性さえあります。最後の筋書きが、せめて救いのあるものであることを、願ってやみません。


It was, it is, and it will be...
The tragedy show has still been going on...

 歌詞ではない、最後の文ですが、「今までもこれからも、そして今まさに、悲劇は進行中だ」という意味です。曲がフェードアウトで終わるのも、この惨劇はまだ終わっていないからです。これがいつの日か、"The tragedy show is over"と書けるように、そして未だ公開していない曲の終わりの部分が公開できる時を心待ちにしています。


 最後に、賞金の全額を寄付された横峯さくらさんを始め、宮崎県への支援を表明・実行なさった皆様に敬意を表します。また、困った時にはお互い様と支援してくださった台湾の方々に、深く感謝致します。
 私自身も、ふるさと納税及び、CDの売上の寄付などを近日中に行うつもりでおります。
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不眠症ならぬ、過眠症?

2010年05月20日

 おはこんばんちは、キセノンPです。
 …希ガス。
 ネタが思いつかないことだってある……。

 昨日病院に行って来まして。
 前々から日記にはそれっぽいことを散りばめていたのですが、現在睡眠障害を患っております。軽度か重度かは素人なので判断しかねますが、結構キツイです。
 主な症状ですが、熟睡できないこと、1日に何度も眠くなり、場合によってはそのまま寝てしまうこと、1日の半分以上が睡眠になってしまっていることなどが挙げられます。特に睡魔は、襲ってこない時間の方が短いくらいで、あんまりあれこれ考えることができない状況です。感情のコントロールも平常時よりも難しい有様です。
 仕事も進みませんし、作業もできません。ので、ここ何日かは一切の業務を休止し、元の生活リズムに戻すことや、なるべく熟睡できるように色々対策を講じています。
 ぶっちゃけ、今も眠いです。今日は(前日20時頃から寝て)朝2時に起き、その後朝8時~正午くらいまで寝たのですが、まだまだ全然足りていません(それでもここ何日かでは最もマシな部類です)。基本的には我慢できないくらいの睡魔に襲われた時には抵抗を諦めて寝るようにしていますが、そうするとおかしな時間に寝ていたりするという、極めて迷惑な症状です。どうにかならないんでしょうか。ちなみに、いびきは一切かいていませんし、鼻炎・副鼻腔炎を患っていた時期もありましたが、今は治っています。
 過眠症に苦しむ人は、病気としてあまり認知されていないことや、「寝過ぎ=怠惰」というイメージから、不遇な扱いを受けているようです。私自身もそう思っていたし、不眠状態の経験もあっただけに「眠れないよりはマシ」だと思っていたのですが、こうして自らの身に降りかかってくると、何とキツイことか。睡魔が寝ている時以外は常にラリホーをかけられているのです。何かしたくても何もできません。しかも一人前に腹は減るので、なお性質が悪いです。
 ちなみに、心当たりは結構あります。作品制作では結構無理をすることが多く、職業柄わりと自由な時間が多いため、睡眠のリズムが狂いやすい傾向にはあったんです。が、まさかここまで崩壊するとは夢にも思わず…。あ、いかん。眠い。眠くて死ねる……。
 

zzz


はっ

いかんいかん。


 とりあえず、まだ寝ませんが、今日は次に何時に寝ることやら。本日3回目の眠りも、もうそんなに先のことではなさそうです。

 誰か簡単な治療法を紹介してください。キセノンPでした。


p.s.
 現在、同人サークルAsh Blindが制作した、拙作「はやぶさ」、柊氏作の「スケルツォ」、師匠・乙女P作の「かくれおに」収録のミニアルバムCD『はやぶさ』が発売中です。詳細はAsh Blindのホームページにて。ただし、CDにはエラーが入っていますので、サイトの注意書きをよく読んで、修正データをダウンロードした上でお聴きください。
 なお、こちらに収録されている「はやぶさ」は、動画版ともPIAPRO版とも違い、ミクのヴォーカルにリンがハモリを入れている構成になっています。


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そろそろ苦言を呈してもいいですか

2010年05月19日

 おはこんばんちは、キセノンPです。
 早起きするというのはとても気持ちの良いことですね。毎日続けたい希ガス。
 ……もっと寝たいんだよぅ、寝られないんだよチクショー!

 さて。
 今日は2つのことに対して苦言を呈したいと思います。いつもは丁寧かつおちゃらけた雰囲気作りをしてキセノンPにキャラクター付けをしていますが、ちょっと気性の荒い本性を表したいと思います。
 批判されるのが嫌いな人はここでまわれ右推奨です。






 「はやぶさ」の動画に乱舞する政治的なコメントにうんざりしています。私は「はやぶさ」に政治的な題材は持ちこんでいません。それを勝手に解釈して、勝手に声高に叫ぶのはやめて頂きたいと思うのです。
 まあ、「民主党を選挙で落とせ」くらいならまだ良いですよ。やめてほしいことには変わりないですが、そういう意見自体はあって然るべきものなので、百歩譲ればとりあえず良しとできます。なんですが「レンホー(漢字で書かれていないことが多いのでそのまま&漢字で書くと予期せぬ問題が起こりそうなので)を殺せ」って。うんざりします。品性の欠片もない。レンホー?ただの実働部隊、末端の兵隊かせいぜい士官に過ぎないでしょう。事業仕分けをやってるのはレンホー一人でもなければ、レンホーの主導でもないでしょう。裏で糸を操っている人間がいることくらい読めるでしょうに。
 仮に殺したら何か変わるんですか?どう変わるんですか?何か変わると思っているなら買い被り過ぎですし、どうにか変わると思っているならお花畑も良いところです。変わると言えば、せいぜい当人の今後の人生とその周囲の環境が変わるだけ、あとはせいぜい「弔い合戦」とやらで無駄に美談に仕立て上げられるだけです。それ以上何も変わりません。変わるわけがありません。そんな無駄なことを、わざわざ他人の作品に向けて、形が残るように主張するのはやめて頂けませんか?迷惑だし、何度も言うようですが、本当にうんざりしています。
 あと、勘違いされている方もいるようですが、私は自民党政権を肯定し、現政権を否定するような主張をしたことはこれまで一度もありません。私はアンチ自民党です。はやぶさが宇宙に旅立った時の政権与党は何処でしたか?自民党でしょう。JAXAに対して冷たかったのは同じでしょう。酷いか、より酷いかの違いです。私はただはやぶさが好きで、JAXAに対して敬意を払っている、一天文ファンのミュージシャンに過ぎません。そこに政治を持ちこんだところで、JAXAを冷遇する政権は須らく嫌いです。旧政権も現政権も変わらず嫌いです。無能な年寄り共を好きになれ?支持をしろ?冗談もほどほどにしてくださいよ。ならば、JAXAを冷遇しないでください。あと、私に表現の自由を保証してください。いかなる政治権力であれ、JAXAを冷遇し、表現の自由を規制という名の下侵害しようとする脳なし共は、皆私の敵です。
 ですが、あの動画、曲で見て欲しいのは「はやぶさ」であって、JAXAに絡む政治的問題ではありません。「はやぶさ」のやったことが全てです。政治的コメントが出ない方がおかしいというのは詭弁です。そのことをご理解頂いた上で、それでも訴えたいことがあればコメントをどうぞ。そうでないのなら、政治的なことに関しては黙っていて欲しいです。政治論争に関しては決して嫌いではありませんが、相応しい場でやってくれと思います。
(追記)
 歌詞解説で私がこう書いたんだから、政治的コメントはしても良いと思われている方がいるようです。
>科学というものは、そこに直接的な関わりを持たない人には、とかく結果ばかりで判断されがちな分野です。
>マスコミ、政治家、そして彼らの言でしか知らない人達は、科学の失敗に対して一切の容赦ない罵声と嘲笑を浴びせます。
>かと思えば、成功したら掌を返すと言った日和見的な批評に常に晒されています。
>(以下略)
 ええ、その通りです。私は政治家、マスコミなどに対し、ことJAXAへの仕打ちに関してはとても不信感を持っていますし、その共感を求めて書いた歌詞もありますよ。ですが、だから民主党不支持&自民党支持でもなければ、政治的に特定の政党を貶めたり持ち上げたりする意思は全く持ち合わせていませんし、まして「レンホーを殺せ」などというコメントを許容するものだと思われたのなら、甚だ心外です。もう一度言いますが、私はアンチ自民党であり、アンチ現政権です。どちらにも与しません。また、あの曲に「JAXAへの不当な叩き・誤解・軽視への憤り」を込めたことは否定しませんが、特定の政権や人物を攻撃しようという意図は持ち合わせていませんし、「はやぶさ」に絡まないことはあの曲や動画からは一切排除しています。それをご理解、ご了解頂いた上で、楽曲や動画への趣旨に合ってなおかつ政治批判がしたいのでしたら、その時にはどうぞコメントで訴えてください。そうでないなら政治批判コメントはやめて頂きたい。あなたのやっていることは独りよがりで他人の意思を無視もしくは曲解・誤解し、場違いで迷惑であると顧みてさえいない、「無駄な旅と嘲笑」った連中と同レベルのことです。相応しい場でやってください。「はやぶさ」を素直に応援できないのなら、見るなとは言いませんが、せめて黙って見てください。
 


 二つ目、今度は政治論争を持ちこんでも良いです。
 口蹄疫とその国政の対応並びに報道についてです。
 私が東国原知事の失態を挙げることができるとすれば、初歩の初歩の段階で規模を見誤ったことのただ一点だけだと思うのです。そして、その一点については、現在の働きで既に帳消しになっていることだと思うのです。(追記:朝日新聞にて、初期症状が通常と異なり、獣医の誰もこれを見抜くことは不可能だったとの報道がありました。であるならば、そもそも発生直後に抑え込むことは誰にもできなかったことになります。したがって、東国原知事の失態として挙げるのは不適切だと判断し、訂正致します。)宮崎県の畜産家の人達にとって、現在の東国原知事の働きはとても心強いものだと思います。
 現場ほどではないとはいえ、東国原知事はBlogやtwitterなどで常に情報を発信し続けており、彼のフォローをしていれば彼の周囲で何が起きているかがある程度把握できます。そこで得られた情報と、報道によってもたらされる情報の、なんと違うことか…。彼らに少し勉強する意思と、少しでも真実を伝えようとする心が残っていれば、こんなことにはなろうはずがないのに。第一、報道された段階で既に殺処分対象が何万にも上っていたなんてことがあって良いものでしょうか。マスコミは迅速に事実を伝えることが求められているはずなのに、最初の報道は実際の発生から1カ月も経ってから。報道機関というのは、ある意味で政権の監視機能を果たしていなくてはなりません。反体制的だからといって国がお取り潰しにすることは、民主主義社会においては(少なくとも建前上は)できないのですから。にも関わらず揃いも揃って政権とズブズブの利権関係にあるのであれば、意味がありません。揃って消えていなくなって、一社残れば十分です。皆同じなんですから。
 赤松農相に関しては、もはやここに書くまでもありません。酷過ぎです。呆れてものも言えません。自民党の江藤議員とのやりとりはまさに、赤松農相が如何に口蹄疫問題を軽く考え、農相としての職責を甘く考えているかがよく分かりました。私は先にアンチ自民党と書きましたが、この問題に関して江藤議員を全面的に支持します。彼のように熱意のある政治家こそ、日本を引っ張る立場にいて欲しいと思わされました。
 赤松農相が外遊中、代理となっていたのは社民党の福島少子化対策並びに食品安全担当大臣でした。今現在、国政における責任者は鳩山首相となっています。鳩山首相は責任者になって早々に、対策費として1,000億円をぶちあげたそうですが、これも「10年前に自民党が100億円だったから、その10倍出しちゃうよ!」程度の軽い気持ちで考えたように見えます。10年前、100億円のうち35億円しか使われなかったと聞きますが、その際の対応は、前例が殆どなかったにも関わらず迅速で、約740頭の殺処分で抑え込むことができたからです。今回はどうでしょうか?殺処分の対象数は既に桁が2つ以上違います。本当にシンプルに35億円に桁を2つ上乗せしただけでも3,500億円になります。もちろんそんな単純な話ではありませんが、もう1,000億円でも利かないのではないかと考えるには十分な規模になっているのは間違いありません。
 自分達の危機管理能力のなさを棚に上げて、県の失政を問う姿勢を終始崩さない彼らには憤慨します。ですが、私にはその憤慨を他者に伝える手段を2つしか持ち合わせていません。1つは投票、もう1つは曲を書くことです。私は今、曲を書いています。当事者ではない以上、想像力の範囲内でしか描写はできず、恐らく想像を絶する現場の心情を描き切ることはできないでしょう。ですが、口蹄疫問題の、国政やマスコミによって覆い隠されている部分を、現場の叫びを、できるだけ音と詞に込めていきたいと思います。そして、私がもし民主党政権に鉄槌を下すのであれば、そのきっかけははやぶさではなく、口蹄疫問題の方であると最後に明記しておきます。また、こちらの曲が動画になった暁に、政治批判のコメントが多数ついていたとしても、公共良俗に反していない限りにおいては、それに対して作者本人が不快感を示すことはありません。ただし、「○○死ね」とか、「○○を殺せ」というような、品性も知性もないコメントは批判とは見なしませんし、度が過ぎるようなら削除ないし通報します。

 以上です。キセノンPでした。
 ああ、社会派のミュージシャンになる気はないんですけどね…。orz


P.S.
 それと、何か言われる前に言っておきますが、東方アレンジ関連の動画の「キセノンP」タグを消して回ってるのは私自身です。キセノンPはVocaloidのプロデューサーであり、中の人が同一人物であっても、東方アレンジャーとは区別しています。東方アレンジにおいてはキセノンPの名称は一切使いません。東方アレンジは東方アレンジ、VocaloidはVocaloidです。どっちかの名声をもう片方でも振りかざそうなどとは思っていません。ご理解頂ければ幸いです。
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師匠復帰作

2010年05月18日

 おはこんばんちは、キセノンPです。
 すっかりミディアン化してきた希ガス。
 誰か、時差ぼけの簡単な治し方ご存じありませんか?

 師匠・乙女Pが、1年11カ月の時を経て復帰、新曲を発表しました。

 何処となくジッタリンジンの香りのする、ドライブ感のある曲ですが、切ない歌詞に注目でございます。師匠は最近、ルカさんの彼氏を殺す曲をよく書いていらっしゃいます。本人にはそのつもりはないそうですが、新しく目覚めてしまった本能的な何かなのでしょうか?
 師匠本人より、「浴衣のルカさんにはぁはぁしてください」とコメントを頂きました。そうさせて頂くとします。はぁはぁ。

 キセノンPでした。
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はやぶさ(新幹線)

2010年05月12日

 おはこんばんちは。キセノンPです。
 今東京は16℃なのですが、寒く感じるようになった希ガス。
 慣れって恐ろしい。この間まで30℃に達することもあったくらいですしねぇ。

 「はやぶさ」ですよ。
 うちの場合、小惑星探査機とそれに伴う初音ミクの歌う曲がパッと思い浮かんだりしますが、今回は鉄道です。東北新幹線に投入される新型車両E5系電車(東京-新青森を時速300km以上で結ぶというもの)の愛称が、「はやぶさ」に決まったそうです。何と言うはやぶさラッシュ!
 ちなみにこの電車、あれですね。初音ミクにカラーリングが似ているから、『はつね』という愛称をつけようという動きがあった電車ですね。「はつね」という言葉自体は良いと思います。思いますが、それ以上の、後付けではない、他の人を納得させられるだけの理由はあるんですか?と問いたくなったので、賛同はできませんでした。例えば、子豚のような愛嬌があるからといって、「豚」と呼ばれたら怒るでしょう?場合によってはそれと同じことにもなりかねません。誰かにとって初音ミクそっくりなのがステータスであっても、誰かにとってはそうではないのかも知れないのですから。そして、それは価値観の違いという、ある意味どうしようもないことが原因なのですから。

 閑話休題。

 いやいやしかし、一応鉄道も大好きな私としては、まさか東京~西鹿児島を走った往年のブルートレインの名前が、こういう形で復活するとは夢にも思いませんでした。それだけに違和感はなくはないのですが、もともと「はやぶさ」という鳥に関しても大好きで、小惑星探査機はやぶさも大好きで、しかも東北新幹線でも会えるようになるとなれば、自分としてはとても嬉しいです。
 来月役目を終え、地球で散る「はやぶさ」が、後継機「はやぶさ2」としてだけではなく、地上を駆け抜ける超特急としても復活を果たすと捉えることにします。私にとっては凄く素敵なことです。
 それに、東北の「はやぶさ」、上越の「とき」、いずれも鳥です。なんかこう、大空を駆け抜けるように走り抜ける新幹線のイメージには良いような気がしません?

 「はやぶさ」と聞くだけでパブロフの犬のように喜ぶキセノンPでした。

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